公認心理師の資格と他資格との違い

公認心理師と臨床心理士との違い

公認心理師
臨床心理学をはじめとした心理学の横断的資格。心理学の単位を修めて大学院修了後、受験資格が得られる。

臨床心理士
臨床心理学を基礎とする臨床心理学の専門家としての資格。心理学の単位を修めて大学院修了後、受験資格が得られる。

上記のように、公認心理師も大学院修了程度の資格となるため、臨床心理士と同列に並んでしまうと、臨床心理士としての位置づけや価値、意味合いが薄れてしまう可能性があります。
そのため、「臨床心理士」は今後、公認心理師を基礎資格とした上位資格として残るのではないかとされています。

ただ、基礎資格として国家資格の公認心理師が置かれることによって、公認心理師の上位資格には「臨床心理士」以外にも数多く作られていく(既存の「◯◯心理士」の資格が上位資格になる)と見込まれることから、それら臨床心理士以外の民間資格も力を持ってくる可能性があります。臨床心理士はますます今後どのような立場を取るか、どのように立ちまわるかが重要になっていくことでしょう。

医師と公認心理師との違い

簡潔に説明すると心理士は、 臨床心理学に基づいた臨床心理学的アプローチ、心理療法や心理アセスメントの
専門家であり、医師ではないので薬の処方はできません。

一方、精神科医や心療内科医は、医学に基づいた専門家であり、薬の処方が可能です。
精神科医や心療内科医は薬物を用いて主に脳内の神経伝達物質と呼ばれるものにアプローチするのが
治療の基本となります。
では、精神科医と心療内科医では何が違うのでしょうか。
心療内科という言葉は日本独特なもので、
元々は心身医学(心身相関と呼ばれる、心と身体はお互いに影響を及ぼしあっているという考え方)に基づいた
診療科とされていましたが、現在、実質的には精神科と心療内科にほとんど差はなくなってきました。
あえて違いを言うのであれば、心療内科は元々内科医である医師もその中に含まれており、
どちらかというと軽めのこころの病を扱います(いわゆるうつ病やパニック障害など)。
精神科は、どちらかというと重いこころの病を扱うことが多いといえるでしょう(統合失調症など)。

アプローチ方法の違い

精神科医や心療内科医は、薬物治療(薬物療法)がメインとなります。精神科医や心療内科医など、
医師が心理療法を行う場合は「精神療法」という言葉が使われます。ただ、精神療法自体は
日本の医学部の課程では、ほぼ学ぶ機会が得られないため、医師が自発的に研修会や学会などに
参加することで習得しない限り難しい側面があります。
また、医師は十分に時間を取ることが職業柄難しいため、通常のカウンセリング・心理療法のように
1回あたり40~60分を費やすことは困難で、多くはやはり薬物療法に頼らざるを得ない状況となっています。
それに対し、臨床心理士は医師ではありませんので、薬物治療は一切行うことができません。
カウンセリングや心理療法と呼ばれるような“薬物を使わない”様々なアプローチを用いることで、
クライエントの問題や症状を取り扱います。なお、臨床心理士・カウンセラーにとっては、
通常来談者のことを「患者」とは呼ばずに「クライエント(依頼者・顧客)」と呼びます。
それは、来談者が必ずしも「患っている者(患者)」とは限らず、単に「悩みを抱えている者」であり、
カウンセリングや心理療法を依頼する「依頼者」である場合も多いから、というのが一つの理由といえるでしょう。

公認心理師とその他の心理系資格の違い

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